| しかし実際には、理論的に「噛み合わせの正しい位置」というものが存在します。
この位置を知るための作業を、難しい言葉でいうと『重心移動咬合をとる』と言い、それによって把握された「噛み合わせの正しい位置」を『重心咬合位』
と言います。この重心移動咬合自体は決して特殊な理論ではなく、歯科医ならば誰もが知っているカンペル平面というものが基準になっています。
難しい話は別にして、ここで何よりも重要なことは、その人にとってベストな噛み合わせの位置が、たった1ヵ所しか存在しないということです。
唯一ベストな噛み合わせの位置があるということは、本来は『経験や勘』などに頼る必要がないということです。治療もずいぶんと楽になるでしょう。しかし、それでも『経験や勘』に頼らなくてはならない理由はどこにあるのでしょうか?
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