歯の噛み合わせは肩こりや腰痛だけでなく不定愁訴・自律神経失調症・ストレスの原因にもなります。

日本噛み合わせ研究センター


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メインテナンス

◆前方誘導付与の必要性

下顎を前方に出したとき上下の犬歯から犬歯までが同時に接触するのが理想的なのですが有歯顎ではほとんどの場合こうした理想的状態は見受けられないのが一般的で、上下の側切歯(上顎4本、下顎4本)が同時に接触することが多く見られます。

そして、下顎を前方に出したとき真っ直ぐに出ることが重要です。この場合、顎がガクガクしたり、左右どちらかにずれてしまったりするときは要注意です。ずれてしまう顎側の歯、前歯か臼歯のどちらかで早期接触がありますから調整する必要が生じます。

この場合も側方誘導と同様バランスを取っておかなければ、その歯が傾き、歯列が乱れ崩壊していきます。


◆大きなダメージを与える前方誘導

前方誘導は側方誘導とはまったく違う作用があり、ダメージが大きいのが特徴で、全身に波及するおそれが強く、精神までもが巻き込まれてしまうことが多いのです。

これは下顎骨がたわむために生じる症状で、本来下顎骨は他の骨とは違い関節機構を保有しないため、上顎骨(頭蓋骨)に筋肉によってぶら下がっているだけなので、三次元的に動くことになります。

その結果、下顎を前方に出したとき早期接触している歯牙が支点になり、下顎骨自体が上方に引き上げられながら後方に回転し、さらに左にずれるように複雑に動くのです。


たとえばブランコに乗っていることを思い出してください。片方の鎖を一つ束ねてこぐとブランコはあらゆる方向に動いて、とても静かに乗っていられません。下顎骨自体もこのように動くので、その刺激は強烈であらゆる器官にダメージを与えてしまう事は避けられません。

この刺激はまず下顎骨の下顎頭が頭蓋骨を直撃するところから始まります。口を開いたり閉じたり、会話をしたり、食事をしてもそのつど頭蓋骨を過剰に刺激するので大脳が受ける衝撃は大変過酷なものとなります。

特に硬い物を食べたときはさらに強い刺激が加わりますので自然と硬い食べ物は避けるようになります。このような強い刺激の結果、平衡感覚が冒され、めまいや頭痛そして嘔吐することさえあります。一般医科を受診して検査を受けても原因不明なのも理解できるところです。


◆前方誘導付与の難しさを克服したOBC

この複雑な運動を調整するのは、きわめて難しいです。一般的に行われている調整方法はカーボン紙を使用して、カチカチ噛んでいただいたり、前方に動かしていただいたりしながら調整するのが普通です。私も以前はそうしていました。

しかし、顎が三次元的に動くので、この方法では調整する度に違うことが起こります。なかなか安定しないのはそのためです。つまり、調整する最初の位置、あるいは噛んだ位置そのものがすでに狂っているのですから、思うようにいかないのは当然だったのです。

さらに問題を困難にしていたのは、病的な状態の運動を習慣性に行っている、あるいは狂ってしまっている位置で噛んでいる、ということそのものさえ気づかずにいる、意識の端にも全く登ったことさえない、という術者側の状態です。このことを一気に解決してくれたのがOBCだったのです。

OBCを開発してから調整がとても楽になり、その効果も素晴らしいものです。OBCはその三次元的な動きを一定に保つことが出来、かつOBCによってもたらされる下顎骨の位置は、頭蓋骨に対して重心的バランスがとれた位置であるため、最も安定した位置に収まります。その位置からの調整によって下顎の前方運動がスムーズに移動できるようになるのです。

噛み合わせが悪いと原因不明な不定愁訴や精神的な事まで幅広く症状が出現することが明らかになっています。人間の口腔を考えた時、全ての歯牙はそれぞれの役目があり、その役目が果たされた時、始めて精神と肉体が一致して健康体になれるのです。



 
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